野村宏伸さんの足跡を語る上で欠かせないのが、輝かしい栄光とそれに続く壮絶な転落の歴史です。ここで改めて野村宏伸さんのプロフィールと経歴を整理します。
1965年5月3日生まれ、東京都出身。1984年、薬師丸ひろ子さんの相手役オーディションで2万人を超える応募者の中からグランプリに選ばれ、角川映画『メイン・テーマ』で俳優デビュー。同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一躍トップスターの仲間入りを果たしました。さらに1988年から放送されたフジテレビ系ドラマ『教師びんびん物語』では、情熱的な先輩教師を演じる田原俊彦さんとの名コンビで社会現象を巻き起こします。
しかし、30代に入ると個人事務所の独立やバブル崩壊後の不動産投資トラブル、知人の連帯保証人問題などが重なり、ピーク時には1億円を超える巨額の借金を抱える事態に陥りました。仕事のオファーが激減し、電気やガスが止められるほどの困窮生活を経験。華やかな表舞台の裏で、長きにわたり厳しい返済生活を強いられていたことが後の告白で明らかになっています。