2019年2月の横浜アリーナ公演をもって無期限の活動休止に入り、結婚・出産を経て、2024年に待望の活動再開を果たした西野カナ。復帰後のEPリリースやアリーナツアーを経て、2026年現在の彼女は、人生の成熟と新たな音楽性を提示しながらも、過去のヒット曲たちを愛おしそうに歌い継いでいます。
かつて少女たちの痛みをリアルタイムで代弁していた『会いたくて 会いたくて』は、いまや四半世紀前の空気を鮮やかに蘇らせる「タイムカプセル」となりました。TikTokやショート動画文化が日常となった現在でも、この曲のイントロが流れるだけで、聴き手は一瞬にしてあの頃の切実な感情へと引き戻されます。
痛みを茶化すことなく、真正面から受け止めて描ききった名曲は、時代が令和に移り変わっても色褪せることはありません。