顔や胸元の赤い斑点は肝硬変のサイン?クモ状血管腫の原因と見分け方

顔や胸元の赤い斑点は肝硬変のサイン?クモ状血管腫の原因と見分け方

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読者が最も恐れている「クモ状血管腫 肝硬変」の関連性について、消化器内科の専門医らは「単発か多発か、そして随伴症状があるかどうかが決定的な分岐点になる」と警鐘を鳴らします。健康な成人男性や閉経後の女性に、胸元や首周りを中心として5個から10個以上のクモ状血管腫が突発的かつ多発した場合、肝臓の代謝機能が著しく低下している疑いが濃厚になります。

肝臓は、体内を循環したエストロゲンを不活化・代謝して体外へ排泄する主要な器官です。慢性肝炎の悪化、長期の大量飲酒によるアルコール性肝障害、あるいは非アルコール性脂肪肝炎(NASH)から進行した肝硬変では、肝細胞の破壊と線維化によってホルモン代謝能が著しく失墜します。その結果、血中に過剰な遊離エストロゲンが滞留し、微小動脈の持続的な拡張を招きます。

肝機能障害の症状として特に注目すべき併発兆候が手掌紅斑(しゅしょうこうはん)です。手のひらの親指の付け根(母指球)や小指の付け根(小指球)がまだらに赤く染まる現象で、これもエストロゲン過剰による末梢血管の拡張が原因です。多発するクモ状血管腫に加え、手掌紅斑、白目や皮膚が黄色くなる黄疸、倦怠感、下肢の浮腫が重なっている場合、直ちに消化器専門外来での腹部エコー検査や血液生化学検査(AST、ALT、γ-GTP、血小板数、アルブミン値の測定)を受ける必要があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

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