野外スタジアムであるヤンマースタジアム長居において、天候への対応は生死を分けるといっても過言ではありません。特に激しい雨に見舞われた場合、屋根の有無や会場特有のルールを知らないと悲惨な体験に直結します。
よくある誤解として「スタンド席なら屋根があるから濡れない」という言説がありますが、これは半分正しく、半分は危険な思い込みです。長居の屋根はメインスタンドおよびバックスタンドの上層部を覆うアーチ形状(カンチレバー構造)を採用していますが、スタンド下層の全列、および上層であっても前方列(おおむね15列目付近より前)は風向きによって激しく雨が吹き込みます。さらにサイドスタンド(南北のゴール裏エリア)には屋根が一切存在しません。
客席での傘差し行為は安全面および後方視界の妨害となるため全面禁止です。雨天時はレインコートやカッパの着用が絶対条件となりますが、100円均一の簡易ビニールポンチョは強風で破れやすく、袖口から雨水が侵入して服を濡らすケースが多発します。アウトドアブランドなどの透湿防水性に優れた上下セパレート型のレインウェアを着用し、さらにキャップをかぶった上からフードを被ることで、顔に雨粒が当たらずクリアな視界をキープできます。
また、アリーナ席の飲料ルールにも厳重な注意が必要です。Jリーグ・セレッソ大阪の本拠地であり、国内最高峰の天然芝を維持しているスタジアムの特性上、アリーナエリアへ持ち込める飲み物は「無糖の水(ミネラルウォーター)」に限定される興行が大多数を占めます。お茶、スポーツドリンク、ジュース類は芝生を枯らす原因となるため、ゲートの荷物検査で没収またはスタンド席専用の預かりになるケースがあります。真夏の熱中症対策としては、水と併せて塩分タブレットを携帯するのが鉄則です。