内田也哉子さんと俳優・本木雅弘さんの結婚は、1995年当時、芸能界に大きな衝撃を与えました。当時、也哉子さんはまだ19歳の大学生、本木さんは元シブがき隊のトップアイドルから本格派俳優へと脱皮を遂げた29歳。10歳という年齢差に加え、也哉子さんがほぼ一般人に近い立場だったことも世間の驚きを誘いました。
二人の最初の出会いは、也哉子さんがわずか15歳の中学3年生の時でした。内田裕也さんが主演・脚本を務めた映画『魚からダイオキシン!!』(1992年公開)の打ち上げの席に、希林さんから「お父さんとご飯を食べてきなさい」と送り出されたのがきっかけです。その会席に同席していたのが本木さんでした。語学が堪能で物静かながら芯の強い15歳の也哉子さんに、本木さんは強い衝撃を受けたといいます。
その後、海外留学中だった也哉子さんと文通や食事を通じて交流を深めた本木さんは、彼女が19歳の時にプロポーズを行いました。その際の言葉は、極めて印象的なものでした。
「私には選ぶべき選択肢がたくさんあるわけではない。でも、もし結婚を考えるなら、あなたしかいない。私をあなたの家族の一員に加えてくれませんか」
本木さんは内田家の婿養子に入り、本名を「内田雅弘」へと改姓しました。希林さんは本木さんの誠実さと人間性を深く信頼し、「これ以上素晴らしい娘婿はいない」と絶賛。二世帯住宅で同居をスタートさせ、希林さんが亡くなるその日まで、家族としての濃密な絆を育み続けました。