普段のウィスパーといえば、白くて丸いフォルムに黒い仮面のような模様を持ち、自称「妖怪執事」を名乗りながらも実際は妖怪パッドが手放せない頼りない道化役です。主人公のケータやジバニャンからも日常的に雑な扱いを受け、ツッコミ役に甘んじていました。
そんな彼がなぜ、突如としてギリシャ彫刻のごとき8頭身マッチョボディへと変貌を遂げたのか。その理由は、ウィスパー自身の「男としての威厳を取り戻し、ケータたちを見返したい」という過剰な自己顕示欲にありました。
作中でミリタリー風の特訓や過酷な肉体改造を自らに課した結果、精神的な気合いが肉体の許容量を大幅に突破。頭部だけは見慣れた白塗りのマシュマロ顔のまま、首から下がバキバキに割れた腹筋と異常に長い美脚を持つ劇画体型へと「ビルドアップ」してしまったのです。アンバランス極まりないその立ち姿は、視聴者に対して「そうはならんやろ」というツッコミを一切挟ませない圧倒的なビジュアルの暴力となって画面を支配しました。