物語の舞台は、急激な経済発展が進む中国の都市部。工事現場で過酷な日雇い労働をしながら、息子ディッキー(シュー・チャオ)を名門私立小学校に通わせる父ティー(チャウ・シンチー)。学費を払うのが精一杯で、靴も制服もゴミ捨て場から拾ったボロボロのものを繕って使う極貧生活を送っていました。
学校では同級生から貧乏をからかわれ、流行りのハイテクペットロボット「CJ1(長江1号)」を羨ましがるディッキーのために、父ティーはゴミ捨て場で不思議な緑色のボールを拾ってきます。その球体から生まれたのが、毛むくじゃらで愛嬌たっぷりの宇宙生物「ナナちゃん(長江7号)」でした。
ディッキーはナナちゃんの不思議な力を使って学校で見返してやろうと企みますが、ナナちゃんが出すパワーは期待外れのドタバタばかり。しかし次第に、ナナちゃんは家族同然のかけがえのない存在となっていきます。
【核心のネタバレ】物語終盤、工事現場の足場から転落した父ティーは命を落とし、病院でディッキーは絶望の涙を流します。その時、ナナちゃんは自らの生命エネルギーのすべてを注ぎ込み、父ティーの命を蘇らせます。力を使い果たしたナナちゃんは、ただの人形となって機能を停止してしまうのでした。深い悲しみと親子の再生を描いたクライマックスは、涙なしには観られない名シーンとして語り継がれています。