ウエンツ瑛士とのユニット「WaT」で過ごした日々の記憶は、今も多くのファンの心に鮮明に残っている。メジャーデビューからわずか2ヶ月半でNHK紅白歌合戦に出場し、街中に彼らの歌声が溢れていたあの熱狂の時代。しかし、その爆発的な人気の裏側で、彼自身は常に「表現者としての本質」を問い続けていた。
解散という選択を経て、互いに異なる道を歩んだからこそ、彼の中で音楽や表現に対する純度が上がったのは間違いない。ギター一本を抱えて路上に立っていた原点の記憶は、どれほど大きな大劇場の真ん中に立とうとも、決してブレることのない彼の強固な軸となっている。