「タバコを吸ったことがないから自分は大丈夫」という思い込みが、診断の遅れにつながるケースは後を絶たない。女性に好発する肺がんの多くは「肺腺がん」と呼ばれ、喫煙歴のない層にも一定の割合で発症することが知られている。華やかな表舞台の裏で、突然の病魔と対峙することになった女性芸能人たち。彼女たちの切実な記録は、単なる個人体験にとどまらない。
初期の段階では、風邪と見分けがつかない微熱や、たまに出る乾いた咳程度しか自覚症状が現れない。レントゲン検査だけでは見落とされやすい小さな影が、CT検査によって初めて見つかるケースも多いのだ。仕事の合間を縫って受けた人間ドックで告げられた衝撃。日常が暗転する瞬間から、いかにして病を受け入れ、治療へと踏み出したのか。公表されたリアルなエピソードは、予防医療の盲点を浮き彫りにしている。