「ロボのテーマ」がプレイヤーの涙腺を刺激する理由は、音楽単体の完成度だけでなく、作中におけるロボ(本名:プロメタ R-66Y)の過酷な運命とキャラクター性に深く結びついている点にあります。
西暦2300年の荒廃した未来世界、廃棄同然のスクラップとして放置されていたプロメタ R-66Yは、天才少女ルッカの手によって修理され再起動します。同型機から「欠陥品」と罵倒され破壊されそうになりながらも、人間の温かさに触れ、壊滅した世界の再生と仲間たちのために戦い続ける姿は、多くのプレイヤーの胸を打ちました。
特に、中世の荒れ果てた砂漠を400年もの歳月をかけてたった一人で耕し続け、豊かな森林へと蘇らせる「緑の夢」イベントは屈指の名シーンです。400年間の孤独な労働を終え、ボロボロになりながら仲間を迎えるロボの姿と、バックに流れる陽気なテーマ曲のコントラストは、彼の「健気な献身と不屈の優しさ」をこれ以上ない説得力で表現しています。