海外の巨大IT企業やストリーミングサービス主導の市場変化に対し、国内の映画業界も無関心ではいられない。日本映画製作者連盟をはじめとする業界団体は、無許諾の切り抜き動画やSNS上のネタバレ投稿に対する監視態勢を急ピッチで強化している。
日本の映像エンターテインメント産業が築き上げてきた丁寧なマーケティング手法は、デジタル空間での急速なネタバレ消費によって崩壊の危機に直面している。知的財産権の保護と、SNS上での話題性獲得という相反する要素をいかに両立させるか。邦画界の舵取りはかつてない難局を迎えている。