騒動の引き金となったのは、2016年に巻き起こった放映権をめぐるマネーゲームだった。番組の制作会社である「ラブ・プロダクションズ(Love Productions)」と、それまで番組を放送していた英国公営放送「BBC」との間で契約更新交渉が決裂。商業放送局の「Channel 4」が3年間で推定7500万ポンド(当時の為替で約100億円以上)という巨額オファーを提示し、放映権を奪取したのだ。
国民的番組へと成長した『ベイクオフ』の移籍は、英国中を巻き込む大ニュースとなった。しかし、この放送局の変更は、番組の「顔」であった出演者たちに過酷な選択を迫ることになる。