なぜ今、室外機の爆発事故がこれほど注目されているのか。経済産業省や独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)が公表した2026年最新データによると、事故の主要因として「不適切な施工による配管への空気混入」や「内部圧力の異常上昇」が浮上している。最新の統計分析によって、長年見過ごされてきた意外なリスク要因が突き止められたのだ。
現代の省エネ型エアコンに広く採用されているR32冷媒(微燃性フロン)は、地球環境への負荷が少ない優れた冷媒ガスだ。しかし、空気と適切な比例で混ざり合い、一定の着火源が存在すると微燃性という特性が表面化する。空調の心臓部である圧縮機(コンプレッサー)内部で高温・高圧化されたコンプレッサーオイルと混ざり合うことで、過酷な運転状況下において一気に爆発的な燃焼反応を起こすメカニズムが解明されている。