今年の春夏コレクションにおいて、複数の主要ブランドがモデルのヘアスタイルや衣類のディテールにこの幾何学的なアプローチを相次いで採用した。無造作なボヘミアン調のスタイルとは異なり、緻密な計算の上に成り立つ美しい網目模様は、洗練されたエレガンスを強調する強力な要素として機能している。
都内の有名サロンでクリエイティブディレクターを務めるスタイリストはこう語る。「昨年末あたりから、顧客からのオーダーが劇的に変わりました。以前のようなゆるふわな巻き髪ではなく、エッジの効いたエフォートレスな編み込みを求められるお客様が増えています。どこか構築的でありながら、適度な抜け感を出せるのが最大の魅力です」。