ロープ自体のスペック選びも、設営の安定性を左右する重要な要素です。現在主流となっているのは、軍用規格に準拠した4mm径・7芯のナイロン製またはポリエステル製パラコード(耐荷重250kg前後)です。
ナイロン製は適度なしなやかさと伸縮性があり、突風のショックを和らげる特性を持っています。一方、ポリエステル製は吸水性が低く紫外線に強いため、雨天時の伸びが少なくテンションを維持しやすいメリットがあります。夜間のサイト内での転倒事故を防ぐため、反射材(リフレクター)が編み込まれたコードを選ぶのが現在のデファクトスタンダードです。
コードを新しく切り分ける際は、切り口をライターの火で炙って芯材を溶かす「焼き止め」を確実に行い、末端のほつれを防止しておきましょう。