1990年代半ば、日本のエンターテインメントシーンに現れた彼の存在は鮮烈そのものだった。第6回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを獲得し、彗星のごとくデビューを果たした瞬間から、その端正な顔立ちとどこか憂いを帯びた視線は人々を惹きつけて離さなかった。
とりわけ1995年公開の映画『Love Letter』での演技は、日本映画史に刻まれる名場面を生み出した。図書館の白いカーテンが風に揺れる中、静かに本を読む男子生徒の姿。あの数秒間の映像は、台湾、香港、中国大陸、さらには韓国にまで爆発的なフィーバーを巻き起こし、アジアにおける「初恋のアイコン」として彼の名を不滅のものにした。
続く『白線流し』や『イタズラなKiss』など、主演・出演作が次々とヒット。テレビをつければ彼の姿がない日はないほどの多忙を極めたが、その佇まいには常にどこか浮世離れした静謐さと、役柄に没入する繊細さが同居していた。