2026年現在、大手中古車情報サイトや業者オークションの取引データを見ると、ヴェルファイア30系前期の中古車相場は150万円〜280万円前後で推移しています。新車当時の乗り出し価格が400万円〜600万円超であったことを踏まえると、まさに底値感のある値頃感に到達したと言えます。
相場がここまでこなれてきた背景には、主に3つの構造的要因が存在します。第1に、40系への乗り換えに伴う下取り・買取車両の大量流入。第2に、後期型でデザインが大きく刷新されたことによる需要の分散。そして第3に、初回登録から7年〜10年が経過し、修復歴なしでも走行距離5万〜9万km前後のボリュームゾーンが増加した点です。
市場価値の下落と聞くと「クルマとしての性能に致命的な欠陥があるのではないか」と不安を抱く方も少なくありません。しかし実際には、基本設計や静粛性、走行安定性は歴代モデルの中でも極めて高い完成度を誇っており、純粋な需給バランスと年式経過による減価償却が主因です。