岩手大学教育学部附属小学校のお受験を検討する際、まず把握すべきは選考の倍率と難易度の位置づけです。首都圏の難関国立校のような数十倍という極端な競争率には達しないものの、盛岡市加賀野エリアを中心とする教育関心層が集中するため、例年の倍率は約1.3倍から1.6倍程度で推移しています。定員に対する志願者数のバランスによって、男子・女子間で倍率に若干の差異が生じる年度もあります。
小学校受験においては偏差値という画一的な数値指標は存在しませんが、求められる知的水準や生活習慣の完成度は県内屈指です。入試日程はおおむね秋口から初冬にかけて展開され、募集要項の配付から願書の提出、そして11月から12月にかけての選考検査へと進みます。
選考内容は単なる文字や数字の先取り学習を問うものではありません。中心となるのは集団行動観察、個別対話(面接)、基本的な運動機能・巧緻性の確認です。教員や試験官の指示を一度で聞き取り、初めて会う同年代の仲間と協調しながら課題を達成できるか、自分の言葉で思考を表現できるかどうかが厳しく審査されます。