富良野を訪れる旅行者の多くが一度は戸惑うのが、隣り合う2大巨頭「ファーム富田」と「とみたメロンハウス」の関係性です。両者は敷地が隣接しており、徒歩数秒で行き来できる距離にありますが、運営母体・経営方針・主軸事業は完全に異なる別会社として展開されています。
ファーム富田は、1958年から続く歴史あるラベンダー栽培のパイオニアであり、広大な花畑の景観維持やエッセンシャルオイル、香水などのアロマ製品に特化した総合観光農園です。これに対し、とみたメロンハウスは富良野盆地の恵まれた気候で育つ高品質な富良野メロンの美味しさを直販とスイーツで伝えることに特化したメロン専門店として発展してきました。
過去には境界線の案内表示やブランド認識をめぐって様々な意見が見受けられましたが、現在では互いの特徴を尊重しつつ、エリア全体の観光価値を高める補完的な関係として成立しています。旅行者が快適に楽しむためには、「購入した飲食物はそれぞれの敷地内にあるテラスや飲食スペースで味わう」という最低限のエリアマナーを守ることが極めて大切です。