水野真紀の半生において、多くの同世代女性に強い感銘を与えた出来事が、女子栄養大学短期大学部食物栄養学科への入学と卒業です。
聖心女子専門学校英語科(短大相当)を卒業して以来、長年芸能界の第一線で走り続けてきた彼女が、48歳を迎えた2018年春に再び学生となる道を選びました。当時、メディアのインタビューで語られた「息子の弁当作りを通じて栄養学の奥深さを知ったこと」や「日々の食が人の心と体をつくる基本であると痛感した」という真摯な動機は、多くの共感を呼びました。
芸能人の社会人入学というと、通信教育やオンライン講義中心のスタイルを想像されがちですが、女子栄養大学での学びは過酷そのものでした。計量や生化学の実験、衛生管理の実習など、出席が厳密に求められる必修単位を一つひとつクリアし、18歳や19歳の同級生たちと席を並べてレポート課題に追われる日々を送りました。
2020年3月には無事に卒業を果たし、栄養士の国家資格を取得。その後も幼稚園教諭免許の取得を視野に入れた教育関連の学修を続けるなど、学びの手を止めない姿勢は、「人生100年時代」における大人のリカレント教育の象徴的な成功事例として高く評価されています。