宿泊予約サイトの検索結果で「東横INN岡山駅西口右」という文字を目にしたとき、多くのユーザーが入力ミスや誤表記を疑います。しかし、これは東横インが意図して名付けた正式名称です。
命名の背景には、岡山駅西口エリアにおける店舗展開の歴史があります。岡山駅西口の再開発が進む中、東横インは同エリアに2棟のホテルを展開することになりました。駅前広場に隣接する店舗を「東横INN岡山駅西口広場」としたのに対し、そこから北側の通り沿いに位置するもう1棟に対し、利用者が直感的に位置関係を把握できるよう、駅西口を出て右手(北側)に見える位置関係から「西口右」と名付けられました。
東横インの命名基準は通常「地名+駅名+出口名」が基本ですが、近接エリアに複数出店する場合、利用者の誤来館を防ぐために「中央口」「北口」などの表現を用います。その中でも「右」という方角ではなく視覚的な左右をそのまま冠した事例は極めて珍しく、現在では同チェーン屈指の個性派店舗として広く認知されています。