インターネット上の議論で頻繁に見られる誤解の一つに、「ネーションズリーグは親善試合に近い大会であり、勝敗は五輪や世界選手権ほど重要ではない」というものがあります。しかし、現在の国際バレーボール界におけるレギュレーションでは、この認識は決定的な誤りです。
現行のFIVBアルゴリズムでは、全公式戦の結果が女子バレー 世界ランキング 変動に即座に反映される「対戦国間のレーティングシステム」が採用されています。このシステムの特性は以下の通りです。
- 格下相手の敗戦による大減点:ランキング上位国が下位国に敗れた場合、1試合で10ポイント以上の大幅なポイント剥奪が発生するリスクがあります。
- ストレート勝利の価値:セットカウント3-0で勝利した場合に獲得できるポイントが最も高く、3-2のフルセット勝利では獲得ポイントが僅差に留まります。
- 将来の大会シード権への直結:世界ランキングの順位は、今後の世界選手権や五輪予選におけるプール分けのシード順に直結し、グループリーグ突破の難易度を根本から左右します。
つまり、VNLの予選ラウンドで戦う1試合、奪う1セットの重みは極めて重く、どの国も実験的な選手起用を行いながらも「絶対に落とせない真剣勝負」として臨んでいるのが実態です。