シャドーの役割を理解する上で、最も身近で分かりやすいモデルケースが森保一監督率いる日本代表の「2シャドー」です。
日本代表の3-4-2-1システムでは、南野拓実選手、久保建英選手、鎌田大地選手、堂安律選手といったタレントがシャドーの位置で起用されます。彼らは狭いエリアでボールを失わない圧倒的なテクニックを持ちながら、神出鬼没にゴール前へ顔を出して得点を奪い、守備でも献身的なハードワークを惜しみません。左右のWB(三笘薫選手や伊東純也選手ら)が幅を取ることで、中央寄りのシャドーがよりゴールに近い位置で決定的な仕事に専念できる構造が完成しています。
世界に目を向けると、かつてアーセナルで一時代を築いたフレドリック・ユングベリ氏や、アタランタやドイツ代表で決定力を発揮した選手たちが典型的なシャドーストライカーとして名を馳せました。卓越した得点感覚と、味方を活かし自らも生きるオフ・ザ・ボールの巧巧さが彼らの共通項です。