2023年5月、大手週刊誌およびスポーツ紙が一斉に報じた「香坂みゆき・清水圭の電撃離婚」。世間を驚かせたのは、結婚29年目という長きにわたる歳月を経てからの破局という事実でした。ワイドショーやネット上では様々な憶測が飛び交いましたが、複数の関係者証言や当時の取材記録を総合すると、離婚に至った背景には3つの明確な要因が浮かび上がってきます。
第1の要因は、「2人の息子の自立」です。長男が社会人となり、2002年生まれの次男も大学を卒業する目処が立ったことで、夫婦が長年担ってきた「子育ての共同プロジェクト」が完全に終了しました。子供中心で回っていた生活サイクルが一段落した際、夫婦が直面する「空の巣(からのす)症候群」のなかで、改めて互いのこれからの生き方を見つめ直したとされています。
第2の要因は、「仕事と人生に対するモチベーションのズレ」です。後述するように、清水圭氏は2022年春に芸能界を正式に引退し、自身のアパレル事業や趣味をベースにしたスローライフへと完全にシフトしていきました。一方で、香坂みゆきさんは歌手としてのライブ活動再開、テレビ情報番組へのレギュラー出演、YouTubeチャンネルの立ち上げなど、60歳を迎えてなお芸能活動に対して極めてアクティブかつ前向きな姿勢を貫いていました。
第3の要因は、「生活拠点と日常の心理的距離」です。家庭内において徐々に別行動が増え、同じ屋根の下にいながらもそれぞれの生活時間が乖離していった結果、どちらかが我慢を強いる関係を解消し、「それぞれの残りの人生を自分らしく生きるためのポジティブな解散」を選択したというのが、離婚の決定的な真相です。