1991年秋、島崎和歌子のキャリアを決定づける巨大な転機が訪れる。TBSテレビの改編期特番『オールスター感謝祭』の初代MCへの就任である。当時若干18歳。海千山千のベテラン俳優や人気タレントが数百人集う生放送の司会台に、彼女は堂々と立った。
島田紳助との絶妙な掛け合い、秒単位で進行するクイズの進行管理、スタジオの空気が緩んだ瞬間に放たれる的確なツッコミ。生放送特有のハプニングや緊張感をものともしない度胸は、番組の顔として不可欠な要素となっていった。
年2回の生放送を30年以上にわたって守り続ける姿は、もはや日本のテレビカルチャーそのものだ。美貌のアイドルから、信頼と実績を兼ね備えた名司会者へ。その歩みは、実力主義のメディア界で生き残るための教科書と言っても過言ではない。