人波に埋もれる大混雑を避けて、じっくりと花火に向き合いたい鑑賞者向けに、現地取材で見出した穴場スポットを紹介しよう。一押しは材木座海岸の東端に位置する和賀江島周辺だ。引潮の時間帯には古の石組み遺構が現れ、波音を聞きながら迫力ある花火を正面付近から捉えられる。
少し離れた高台から全景を望むなら、稲村ヶ崎公園が絶好の位置となる。七里ヶ浜の海岸線越しに打ち上がる花火と江の島のシルエットが重なる様は絵画のような風情だ。さらに、長谷駅から徒歩圏内の坂ノ下海岸周辺も、混雑が比較的緩やかで波打ち際から落ち着いて鑑賞できる隠れた名所である。