芸能界に「実家がお金持ち」という芸人は散見されるが、小宮ほどそのパブリックイメージと背景のギャップが激しい人物は珍しい。かつては前歯が欠けた状態で「バカじゃないの!?」と金切り声を上げるスタイルで衝撃を与えた彼を、誰も超エリート家系のサラブレッドだとは思わなかっただろう。
しかし、毒舌でありながら不思議と品を失わないワードチョイスや、ラジオ『三四郎のオールナイトニッポン』で見せるキレのある社会批評は、彼の中に脈々と流れる血筋を納得させる。底抜けのポンコツに見えて、実は深い知性と育ちの良さが土台にある。この二面性こそが、視聴者を飽きさせない小宮独自のチャームポイントだ。