業界の第4キャリアとして参入した楽天グループ株式会社は、世界初となる完全仮想化クラウドネイティブ・ネットワークを採用し、設備投資コストの劇的な低減を証明してきた。長らくモバイル事業の赤字がグループ全体の重荷となっていたが、プラチナバンド(700MHz帯)の割り当てと本格運用によって、通信品質とエリアカバー率は着実に改善している。
自社回線への移行に伴うローミング費用削減と、法人顧客の獲得強化が急務だ。「楽天エコシステム」とのポイント経済圏連携をテコに契約数を伸ばし、先行投資期から回収期へと移行できるか。既存3社の強力な壁を崩せるかどうかが、国内通信市場の未来を左右する。