パッケージをよく観察すると、「指定医薬部外品」と記されたものと「第3類医薬品」と表記されたものが存在することに気づく。この2つの違いを理解しておくことが、自分の症状に合った製品を選ぶ近道となる。
指定医薬部外品は、もともと医薬品だったものが規制緩和によって分類されたもので、比較的作用が穏やかで副作用のリスクが極めて低い。ドラッグストアはもちろん、コンビニエンスストアやスーパーでも手軽に購入できるのが大きな強みだ。日常的な鼻づまりの緩和や、幼い子供への日常ケアとして長年親しまれてきた。
一方の第3類医薬品は、医薬品としての有効成分がより高濃度で配合されていたり、消炎作用を持つ特定成分が加わっていたりする。症状が強い場合や、よりしっかりとした体感を求めたい時に適している。購入時には専門知識を持つスタッフからの説明を受けることができ、自分の体質に合わせた選択がしやすい。
有効成分の役割も覚えておきたい。d-カンフルやdl-メントールは局所の血行を促進しつつ、脳に「風が通っている」という清涼感のシグナルを送る。ユーカリ油やトルペン油は気道の炎症を抑え、すっきりとした通りをもたらす。これらの絶妙なブレンド比率こそが、各メーカーの技術力の見せ所と言える。