世界の怪魚を相手にしてきた伝説のアングラー・村田基氏は、ノットの美しさと締め込みの完全性を常に強調する。「結び目の余り糸の切り方や、最後のひと引きの力の加え方ひとつで、強度は格段に変わる」と彼は語る。締め込み時にラインが変色したりヨレが生じた場合は、即座に切り捨てて結び直すことが巨鯉や大型トラウトを逃さない鉄則だ。
また、本場アメリカのバスフィッシングトーナメントで戦い続ける伊豫部健氏も、現場での結節チェックを欠かさない。ハードルアーのカバー打ちや激しいジャーキングにおいて、スナップの変形やノットの疲労は日常茶飯事。「1匹釣ったら結び直す」という愚直なまでのルーティンこそが、千載一遇のチャンスを確実にフックアップへ繋げるプロの隠された極意と言える。