「この激痛は産婦人科で相談すべきか、それとも骨や神経の専門である整形外科に行くべきか」と迷う方は非常に多いです。
結論として、まずは「かかりつけの産科」に相談することが大原則です。産科医はお腹の張りや胎児の発育状況、子宮頸管長などを確認した上で、妊娠中でも安全に使用できる鎮痛外用薬(カロナールなどの内服薬やアセトアミノフェン系、処方可能な湿布)を判断してくれます。また、院内にマタニティ外来や理学療法士が在籍している病院であれば、骨盤ケアの具体的な指導も受けられます。
一方、以下のような重篤な兆候が見られる場合は、産科医の紹介状をもらった上で整形外科や専門医の診察を受ける必要があります。
- 足に力が入らず、つま先立ちやかかと立ちができない(運動麻痺の兆候)
- 排尿や排便の感覚が鈍い、失禁してしまう(馬尾症候群の疑い)
- 夜間に安静にしていても耐えがたい激痛が続く
妊娠中はレントゲンやMRIなどの画像診断に制限があるため、独断で一般の整形外科へ直接行くよりも、母体と胎児の安全を最優先に把握している産科を経由するルートが最も確実で安全です。