長引く世界的な物価高は、酪農現場と家庭の家計を直撃している。スーパーの棚を見渡すと、無調整牛乳の価格が1パック(1000ml)あたり300円前後に達することも珍しくない中で、200円前後で買える乳飲料は非常に魅力的に映る。
だが、単なる「1リットルあたりの価格」だけでコスパを判定するのは危険だ。安価な乳飲料の中には、水や油脂でかさ増しされており、タンパク質やカルシウムの含有量が牛乳の半分以下というケースもある。安さに惹かれて買った結果、必要な栄養を満たすために大量に飲む羽目になれば本末転倒だ。逆に、栄養素が濃縮された高機能乳飲料は単価が高めでも、サプリメント代わりと考えれば結果的に高いコスパを発揮することもある。