万が一、漬け込み中に異変を感じた場合でも、初期段階であれば適切なリペア処理によって復活させることが可能です。
液面に薄い白い膜が張った場合、これは多くの場合「産膜酵母」と呼ばれる無害な酵母菌です。慌てて廃棄せず、清潔なおたまですくい取った後、梅の実を取り出して液体だけを鍋に移し、約80℃で10〜15分間弱火加熱(煮沸殺菌)してください。アクを取り除き、完全に冷ましてから熱湯消毒した瓶に戻せば再利用できます。ただし、青・黒・緑色の胞子状カビが発生している場合や、異臭(腐敗臭)がする場合は内部まで菌糸が及んでいるため、安全のため破棄してください。
保存瓶の消毒においては、耐熱ガラスでない広口瓶に熱湯を直接注ぐと破損する危険があります。瓶全体を食器用洗剤でよく洗って乾かした後、度数70%以上の食品用エタノールスプレーを瓶の内側と蓋のパッキン部分にまんべんなく噴霧し、清潔なペーパーで拭き上げる方法が最も安全かつ確実です。