ネット上の掲示板やSNSでは、「広島経済大学野球部は特待生やセレクション合格者しかレギュラーになれない」「一般入試組はボール拾いだけで4年間が終わる」といった憶測が散見されます。しかし、現場の実態を取材すると、これらの言説は実態と大きく乖離していることが分かります。
同部のセレクション情報と入部ルートは主に以下の3つに分かれています。
1つ目は、高校野球の全国大会や地方予選上位校の選手を対象としたスポーツ推薦(実技セレクション)。夏場に実施される体験練習会やセレクションを通じてスカウト陣の目に留まった選手が集まります。2つ目は指定校推薦や系列校からの進学。そして3つ目が、一般選抜入試や総合型選抜を経て入学した一般生です。
確かにスタートラインではセレクション組が優遇される側面はあるものの、首脳陣の評価基準は完全な実力主義です。過去には一般入試で入部した投手が地道なトレーニングで球速を10km/h以上伸ばし、リーグ戦の先発マウンドを任された事例や、守備力を武器にベンチ入りを掴み取った野手も多数存在します。角井監督自身、「入試形態や過去の実績で先発を決めることは絶対にない。現在の実力と、チームのために戦えるメンタリティを持った選手を使う」と明言しており、努力次第で誰にでも扉が開かれているのが実際の姿です。