Q1:げっぷが頻繁に出るだけで他の症状が全くない場合でも、食道がんの可能性はありますか?
A1:可能性は極めて低いですが、ゼロではありません。初期の食道がんは自覚症状がほぼないため、げっぷは同時に存在する逆流性食道炎や呑気症によるものかもしれません。ただし、飲酒・喫煙リスクが高い50代以上の方であれば、無症状であっても一度胃カメラ検査を受けておくことが推奨されます。
Q2:バリウム検査(胃透視検査)で食道がんの初期病変は見つかりますか?
A2:早期の粘膜にとどまる食道がんをバリウム検査で見つけることは極めて困難です。バリウム検査はある程度進行して内腔が変形・狭窄した病変の描出には適していますが、微細な色調変化や早期がんの発見にはハイビジョン内視鏡やNBIを用いた胃カメラ検査が圧倒的に優れています。
Q3:逆流性食道炎を長年放置すると、本当に食道がんになるのでしょうか?
A3:胃酸の慢性的な逆流によって食道下部の粘膜が胃のような粘膜に置き換わる「バレット食道」が生じると、欧米で多い「食道腺がん」の発症リスクが上昇します。日本人に多い「食道扁平上皮がん(飲酒・喫煙が主因)」とは発症機序が異なりますが、いずれにせよ慢性的な炎症を放置せず薬物療法等で適切にコントロールすることが不可欠です。