会場至近の混雑は毎年凄まじい熱狂を生むが、人混みを避けてゆったりと夜空を仰ぎたい層に向けた穴場も確実に存在する。地元住民の間で長年語り継がれてきたのが、群馬県庁の32階展望ホールだ。打ち上げ地点からはやや距離があるものの、眼下に広がる前橋の夜景と、ほぼ目線の高さで炸裂する大玉の共演は息をのむ美しさを誇る。空調の効いた屋内から見下ろす贅沢は、他では得難い。
さらに、大渡橋より一本下流に位置する中央大橋周辺の遊歩道も狙い目だ。視覚的な迫力を保ちつつ、打ち上げ終了後の前橋駅方面への脱出ルートが極めてスムーズである。帰路の混雑を回避したいスマートな鑑賞者にとっては、知る人ぞ知る鉄板の選択肢として重宝されている。