鼻の穴の内部に湾曲したプラスチック製のスティックを挿入し、内側から鼻先を押し上げて見せるアイテム「鼻プチ」。手軽に鼻先を細くする方法や団子鼻を治す方法として若年層を中心に利用されていますが、その現場では思わぬアクシデントが頻発しています。
大手美容口コミプラットフォームやSNSの投稿を分析すると、使用者の約4割が「異物感や痛みに耐えられない」「外す際に粘膜を傷つけた」といった不満を訴えています。さらに深刻な事例として、くしゃみや呼吸の拍子に器具が鼻腔の奥へ吸い込まれ、自力で取り出せなくなって耳鼻咽喉科で緊急摘出を受けたという報告も複数確認されています。
粘膜組織は皮膚よりも薄く繊細です。常習的な装用は慢性の鼻炎や感染症を誘発し、最悪の場合は鼻中隔に穴が開く穿孔(せんこう)のリスクさえ生じます。「撮影時の一瞬だけ」と割り切る場合であっても、長時間の使用や日常的な常用は厳に慎むべきです。