ド派手衣装の聖地として世界的に知られるのが福岡県北九州市です。レインボーカラーの羽織、巨大な扇、何メートルもの長さがある家紋入りの旗、電飾を仕込んだ裃など、その意匠は年々豪華絢爛さを増しています。この北九州成人式 ド派手衣装文化の中心にいるのが、小倉北区に店舗を構える老舗貸衣装店「みやび」です。
代表の池田雅氏が率いる北九州 貸衣装みやびは、新成人たちの「誰よりも目立ちたい」「仲間全員で色を揃えたい」という過酷なオーダーに徹底して寄り添い、オートクチュール感覚でオリジナル衣装を仕立ててきました。その造形美は単なるヤンキー文化の枠を飛び越え、近年ではニューヨーク・ファッションウィークに出展を果たすなど、海外のアート・服飾界からも「アヴァンギャルドな日本の民族衣装」として高い評価を獲得しています。
ここで多くの人が疑問に思うのが、成人式ヤンキー 衣装費用の工面方法です。衣装の相場は既製品のレンタルでも10万〜20万円、オーダーメイドや特注の刺繍、旗や扇子などのフルセットになると1人あたり30万〜50万円、グループのリーダー格では100万円を超えるケースも珍しくありません。
世間では「親のすねをかじっている」「借金をしているのではないか」と邪推されがちですが、みやびの証言や取材データによれば、実態はその真逆です。衣装を注文する若者の大半は、中学や高校を卒業後すぐに働き始め、1年以上前から毎月数万円ずつコツコツと積立金を店舗に支払っています。過酷な建設現場や夜勤で泥だらけになって働き、「この日のために貯めた自分のお金」で堂々と晴れ着を着る――これこそが彼らにとって最大のプライドとなっています。