俳優としてのブレイクスルーとなったのが、2016年のドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』でした。繊細な心の揺らぎを抱える高校生・高野和樹役を演じ、視聴者に鮮烈な印象を刻み込みました。その後も『ドラゴン桜』第2シリーズ、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』、『トリリオンゲーム』と、話題作に立て続けに出演。シリアスからコミカルまで、役柄の幅を確実に広げてきました。
その実力を決定づけたのが、NHK連続テレビ小説『おむすび』における高校球児・四ツ木翔也役です。愚直で心優しい野球青年を演じるにあたり、徹底的な肉体改造と方言指導、野球の猛特訓を経て役に憑依。視聴者からは「画面から誠実さが溢れ出ている」「翔也のひたむきさに心を打たれた」と絶賛の声が相次ぎました。
映画界においても、映画初主演級の熱量を見せた『小さな恋のうた』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したほか、『ちはやふる -結び-』や『かぐや様は告らせたい』、密室心理戦を描いた話題作『六人の嘘つきな大学生』など、出演映画の代表作は枚挙にいとまがありません。監督陣やプロデューサーが口を揃えるのは、「現場での立ち振る舞いの良さと、キャラクターの感情の機微を瞬時に捉える反射神経の鋭さ」です。