漫画版の復刻が完璧に完了した一方で、ファンのフラストレーションが蓄積し続けているのがアニメ版の配信状況です。
2026年現在の定額制動画配信サービス(Netflix、Amazonプライム・ビデオ、U-NEXT、DMM TV等)を徹底調査したところ、『ドラえもん』『キテレツ大百科』『パーマン』といった他の藤子作品が常時ラインナップされているのに対し、『オバケのQ太郎』はどの主要VODでも公式見放題配信が行われていません。
大手SNSや匿名掲示板、知恵袋などに寄せられているリアルな読者・視聴者の声を検証すると、以下のような生々しい意見が目立ちます。
「子供の頃に夕方見ていた天地総子さん版のQちゃんをもう一度見たいのに、どこにも配信がない。DVD-BOXすらプレ値で手が出ない」(40代・男性)
「全集で漫画を読んだらめちゃくちゃ面白かった。現代の子供にも絶対ウケるはずなのに、YouTubeの公式配信すらないのは文化的な損失だと思う」(30代・女性)
「アニメ配信が止まっているのは声優さんの権利関係なのか、当時の制作会社と局の権利関係なのか……。ドラえもん並みに気軽に浴びたい」(50代・男性)
アニメ関係者への取材によると、アニメ版の配信が滞っている背景には、制作時期ごとに窓口が「東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)」と「シンエイ動画」に分かれている点、さらには主題歌の原盤権や当時の二次利用契約が旧態依然としたフォーマットのまま塩漬けになっている実態が指摘されています。CS放送の「テレ朝チャンネル」等でアニバーサリー企画として特集放送される機会はあるものの、日常的なストリーミング視聴には依然として分厚い壁が立ちはだかっています。