絵心に自信がない人でも、ほんの少しの比率と順序を意識するだけで、驚くほど親しみやすいカタツムリのかわいいイラストを完成させることができます。不気味に見えてしまう最大の原因は「殻の巻き込みすぎ」と「軟体動物特有の生々しい起伏」を描いてしまう点にあります。失敗しない手順は次の3ステップです。
まず第1ステップとして、紙の中央に「数字の6」をゆったりと描きます。このとき、渦の巻き数は1回半から2回程度に留めるのがコツです。何重にも渦を巻いてしまうと視覚的な重厚感が出すぎてしまい、愛らしさが損なわれます。
第2ステップは、数字の6の右下からスタートし、殻の下をくぐるように左側へ向かって「ゆるやかなバナナ型(お椀型)」の体を描き足します。ここで絶対に外してはならないのが、「殻:体=2:1」の黄金比率です。殻を大きめに、体をぽってりと短めに描くことで、キャラクター特有の無邪気な愛嬌が生まれます。
最後の第3ステップで、頭部に2本の触角を描き加えます。生物学的には大触角の先端に目がありますが、キャラクターデザインとしては「触角の先端は丸い玉にし、顔の中心に黒目と口を描く」手法をとることで、子どもたちが親しみを感じる表情に昇華されます。ペン1本で描けるこの手書きカタツムリイラストは、保育日誌や黒板アートでも即座に活用できる決定的な描画技法です。