ヨーグルトと生クリームのタッグは、スイーツの世界だけにとどまりません。大手レシピ動画サービスや専門店の調理現場では、塩味の効いた食事系メニューにおける「味の骨格作り」として多用されています。
代表格が、ヨーグルト生クリームパスタ本格アレンジです。従来のカルボナーラやクリームパスタは、生クリーム単体だと食べ進めるうちに「重さ」や「脂っこさ」が気になりがちです。そこでフライパンに生クリーム80mlを注ぎ、弱火で軽く煮詰めた火を止める直前に、ヨーグルト大さじ2を加えます。酸味が熱で角を取られ、まるでフランス料理の仕上げに加えるクレームエペス(発酵クリーム)のような洗練された酸味とコクがパスタ全体を包み込みます。スモークサーモンやほうれん草、黒胡椒との相性は格別です。
さらに、インド料理の定番であるバターチキンカレーやビーフストロガノフにおいて、サワークリームの代用品としても完璧に機能します。生クリームとヨーグルトを3:1の比率で混ぜ合わせるだけで、常備しにくいサワークリームをわざわざ買いに走る必要はなくなります。熱々のカレーの上にスプーン1杯のヨーグルトクリームを浮かべるだけで、専門店さながらの美しいコントラストとマイルドな酸味が加わります。