文部科学省が公表している「私立大学入学者に係る初年度学生納付金等調査」の最新動向を基に算出すると、初年度納入金理系平均は約155万〜170万円前後で推移しています。内訳としては、入学金が約20万〜25万円、授業料が約110万〜125万円、施設設備費や実験実習費が約30万〜40万円です。これに対し、2年目以降は入学金が不要になるものの、施設設備費や実習費は毎年徴収されるため、私立理系学費4年間総額の相場は約550万〜600万円に達します。
文系学部の4年間総額平均が約400万〜430万円であることと比較すると、その差は約150万円以上。さらに標準額が規定されている国公立大学(4年間で約243万円)と比較した場合、その開きは約310万〜360万円という圧倒的な格差となって家計にのしかかります。
注意すべきは、理系学部の場合は学部4年間で終わらず、大学院進学(修士課程・2年間)を選択する学生が上位校を中心に半数以上(理工系上位私立では50〜70%)に達する点です。大学院に進学した場合、さらに2年間で約200万〜250万円前後の学費が上乗せされるため、家庭によっては「修士修了までに800万円超」の予算を見込んでおく必要があります。