花山薫を象徴する最大の特徴が、人間離れした驚異的な握力です。重ねたトランプの束を指の力だけでコインのように千切り、分厚いガラスや人間の肉体を容易に破裂させるそのパワーは、作中の測定機器では計測不能とされています。相手の腕を掴んだまま内圧を高めて爆発させる「握撃(あくげき)」は、数多くの強豪を一撃で戦闘不能に追い込んできました。
そして、彼の背中に堂々と刻まれているのが名高き刺青「侠客立ち」です。この刺青には、花山家の先祖である「釣鐘清治」を命がけで守り抜いた名もなき博徒の忠義と恩義が描かれています。花山は背中に無数の斬り傷や銃創を負いながらも、傷によって絵柄が完成するという信念を持ち、決して敵に背中を見せない覚悟を体現しています。