エンストとは何の略?At車でも起きる原因と緊急対処法を徹底解説

エンストとは何の略?At車でも起きる原因と緊急対処法を徹底解説

エンストとは何の略?At車でも起きる原因と緊急対処法を徹底解説について知っておくべき 事実を分かりやすく解説いたします。

実際に走行中の車でエンジンが突然止まると、車内では想像以上の身体的負荷とパニックが発生します。整備のプロや走行テストの現場で語られる「走行中エンスト時の2大現象」を知っておく必要があります。

まず、エンジンの負圧を利用して踏力をアシストしている「ブレーキブースター(倍力装置)」が機能しなくなります。フットブレーキが完全に壊れるわけではありませんが、ペダルが板のように硬くなり、普段の3〜4倍の力で渾身の力を込めて踏み込まないと効かない状態になります。

さらに、電動または油圧のパワーステアリングアシストが停止するため、ハンドルが非常に重くなります。速度が出ている間は遠心力と慣性である程度操舵できますが、低速になるほど重圧が増します。

もし走行中に突然のエンストに見舞われた場合は、以下の緊急対処法と安全手順を冷静に実行してください。

ステップ1:ハザードランプを即座に点灯させる
後続車に異常を知らせて追突を防ぐため、迷わずハザードスイッチを押します。

ステップ2:惰性(慣性)を使って路肩へ寄せる
動力を失っても、車輪は惰性でしばらく回転し続けます。ハンドルを両手でしっかり握り込み、可能な限り左側の路肩や安全な待避スペースへ滑り込ませます。

ステップ3:ブレーキを強く踏み抜いて完全停止する
ポンピングブレーキを繰り返すとアシスト用の蓄圧が抜けてペダルがさらに硬化するため、ペダルを両足で踏み抜くイメージで力強く一気に踏み込みます。

ステップ4:安全な場所でのエンスト再始動手順
完全停止後、シフトレバーを確実に「P(パーキング)」に入れ(MT車はニュートラル)、パーキングブレーキを引いた上で、ブレーキペダルを強く踏みながらプッシュスタートボタンまたはキーを回して再始動を試みます。

もし再始動せず、高速道路やバイパスなどの危険区域に停止してしまった場合は、車内に残るのは厳禁です。発炎筒や停止表示板を車両後方に設置し、ガードレールの外側など安全な場所へ速やかに避難した上で、JAFなどのロードサービス(短縮ダイヤル「#8139」またはスマートフォン専用アプリ)や警察へ救護要請を行ってください。

山崎 陸
著者

山崎 陸

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。