結論から整理すると、「スモモは桃の仲間(広義のグループ)である」という意味であれば植物学的に正しく、「スモモは桃の一種(桃の品種群に含まれる)」という意味であれば植物学的には誤り(嘘)となります。
近代の植物分類体系(APG体系など)において、スモモと桃はどちらもバラ科サクラ属に属しています。しかし、その下の「種(Species)」の階層では明確に区別されています。桃の学名はPrunus persica、日本で親しまれているニホンスモモの学名はPrunus salicinaであり、生物学的な種レベルでは完全に独立した別種です。
人間で例えるなら「同じ親戚(同じ属)ではあるが、同一人物や直接の親子関係(同種・品種関係)ではない」という距離感にあたります。古来、果実の形状が似ていたことから「酸っぱい桃=酸桃(すもも)」と名付けられた経緯があり、外見の類似性が言葉の定着を後押しした背景が浮かび上がります。