『花束』の魅力を語る上で、ノスタルジックな映像美を放つミュージックビデオ(PV)の存在も見逃せません。監督は数々の名作MVを手掛けてきた丹羽慎治が務め、出演者には女優の葵(現・葵わかな等とは別の実力派モデル・女優)らが起用され、夕暮れの街並みや部屋の中での自然体な表情が楽曲の情緒を引き立てています。
また、本作はアコースティックギターの弾き語りやカラオケの定番曲としても根強い人気を誇ります。音楽的なアプローチと歌唱のポイントを整理しました。
ギター弾き語りのコード進行とポイント
原曲のキーはEメジャーです。ギター初心者が演奏する場合、カポタストを4フレットに装着して「Cメジャーキー」のコードフォーム(C, G, Am, F, Emなど)で演奏するか、カポなしの基本コードでストロークするのがおすすめです。サビ前でテンポが崩れないよう、語りかけるようなアルペジオからサビでの力強いストロークへのダイナミクスを意識すると、原曲の感情の揺れを再現できます。
感情を伝える歌い方のコツ
ボーカルのコツは、「歌おう」としすぎず「話しかけるように発声する」ことです。特にAメロ・Bメロは、清水依与吏特有の少し息を混ぜたウィスパー気味の声で呟くように歌い出し、サビの「僕は何回だって」の部分で一気に胸骨を響かせるチェストボイスへと切り替えることで、主人公の感情の昂ぶりを劇的に表現できます。