子宮筋腫の手術費用はいくら?自己負担額や保険適用の実例を徹底解説

子宮筋腫の手術費用はいくら?自己負担額や保険適用の実例を徹底解説

子宮筋腫の手術費用はいくら?自己負担額や保険適用の実例を徹底解説について知っておくべき ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「子宮全摘術は筋腫核出術より圧倒的に高い」「保険の給付金をもらっても確定申告で全額経費にできる」といった誤解が飛び交っています。正確な医療経済の視点から事実関係を検証します。

誤解1:「子宮全摘術」と「筋腫核出術」で費用が劇的に違う?

「臓器をすべて摘出する全摘手術のほうが、筋腫だけをくり抜く核出術より何十万円も高いのではないか」と思われがちですが、これは誤りです。診療報酬上の手術基本点数において、両者の点数差は1万〜2万点(3割負担で3万〜6万円程度)に過ぎません。さらに高額療養費制度の上限に達してしまえば、どちらの術式を選んでも窓口での自己負担額はほぼ同額になります。術式の選択は費用ではなく、将来の妊娠希望や再発リスクの医学的見地から判断すべき事項です。

誤解2:民間保険の手術給付金と「医療費控除」の相殺ルール

自身が加入している女性特約付き医療保険や共済から手術給付金(10万〜20万円)や入院日額給付金(1日5,000円〜10,000円)を受け取った場合、実質的な自己負担が黒字になるケースは珍しくありません。

しかし、翌年2月〜3月の確定申告で医療費控除を受ける際には厳格な計算ルールが存在します。医療費控除の対象となる金額は、「実際に支払った医療費の総額」から「保険金などで補填された金額」を差し引いた額で算出されます。

給付金を20万円受け取り、支払った総医療費が18万円だった場合、補填額が上回るため子宮筋腫治療に関する医療費控除額は「0円」となります(※他の家族の無関係な医療費から給付金超過分を差し引く必要はありません)。制度の二重取りはできない仕組みになっているため、正確な申告計算が必要です。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。