世間を揺るがした騒動から長い年月が流れ、小保方晴子氏の最新動向は「一私人としての再出発」という局面にあります。理化学研究所(理研)を2014年12月に退職して以降、一時は心身の疲弊から長期の療養を余儀なくされていましたが、その後は自活のための道を歩み始めました。
彼女の現在の仕事として最も大きな注目を集めたのが、2019年末から2020年にかけて女性週刊誌各社によってスクープされた都内有名洋菓子店(パティスリー)での勤務です。報道によると、彼女はスイーツ作りに深い関心を持ち、老舗パティスリーで接客や製造補助、清掃などの店舗業務に真摯に取り組んでいたと伝えられています。白衣からエプロンへと身なりを変え、早朝から熱心に働く姿は、かつて科学界の寵児ともてはやされた姿とは対照的な、地に足のついたものでした。
現在は特定のパティスリーでの恒常的な勤務からは離れていると見られるものの、飲食・製菓関連の技術習得や企業関連のサポート業務など、研究機関とは無関係の民間領域で静かに生活基盤を築いていると関係者は証言しています。研究者への復帰を望む声が一部にある一方で、本人は科学界への未練を断ち切り、穏やかな市民生活を最優先にしている様子が窺えます。