全中陸上の選考システムを巡っては、インターネットや保護者コミュニティの間で誤った認識が散見されます。トラブルを防ぐために押さえておくべき代表的な盲点を検証します。
誤解①:「公認記録であれば、春の記録会で標準を切っても出場できる?」
これは最も多い間違いです。地域陸協主催の記録会は「公認記録」として陸連登録されますが、中体連の「全中指定大会」でなければ全中参加資格公認記録として認められません。必ず都道府県中体連が発行する大会要項で指定の有無を確認する必要があります。
誤解②:「追風参考記録(風速+2.1m/s以上)でも順位で勝てば行ける?」
短距離・ハードル・走幅跳において、追風が2.0m/sを超えた場合の記録は「追風参考」となり、たとえ標準記録を大幅に上回って優勝しても全中出場資格は得られません。総体で優勝しても標準記録未突破であれば全国大会には行けない(※ブロック大会進出のみとなる)のが全中の厳格なルールです。
誤解③:「1人で複数種目の標準記録を突破したら、全種目に出場できる?」
全中陸上では、個人の負担軽減および過密日程防止のため、個人種目の出場は原則として「1人1種目(リレーを除く)」に制限されています。例えば100mと200m、あるいは走幅跳と四種競技の双方で標準記録を突破した場合、最終的にエントリーする1種目を絞り込む必要があります。